英語を専門としない小学校教員との 英語科と図画工作科のCLIL授業の 実践的探究 ー現職教員による半構造化面接の結果からー

white wooden rectangular table Elementary School/小学校
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第53回中国地区英語教育学会研究発表会でCLILの実践的探究について共同発表をしました。オンライン開催だったため、地理的な制約がないのはかなり楽でした。

発表で使用した資料の一部を公開します。

スライド

英語を専門としない小学校教員との 英語科と図画工作科のCLIL授業の 実践的探究 ー現職教員による半構造化面接の結果からー
英語を専門としない小学校教員との 英語科と図画工作科のCLIL授業の 探究的実践 ー現職教員による半構造化面接の結果からー

発表概要

本実践的探究では,CLILを知らなかった現職教員とともに同学年の複数クラスでCLILの授業を行い,実践後に教員への半構造化面接を行った。結果,①CLILは教員にも児童にも有益であること,②うまく取り入れれば児童への負担感は少ないこと,③一方教員側は教材研究や心理的な負担感もあること,が分かった。

質問など

CLILについて:厳密さ

CLILを厳密に行う場合、外国語「で」行うことが求められていた時期もあったようです。CLILはどのように行うべきかについては、認識の差もあるようです。定義や内容を確認しながら実践する必要がありそうです。

評価について

図画工作の評価をどのように行うかについてはまだ検討が必要です。「楽しかった」や「勉強になった」はアンケート結果であり、子どもの評価(主体的に学習に取り組む態度)などには影響させていません。

今後について

今後CLILの普及は難しいのか。難しい問題だと思います。教科担任制が進んでいくと、より教科横断的な活動が難しくなると予想されます。それでも、学級担任で多くの教科を教えるという、小学校教員の強みを活かせば、新しいかったり面白い活動が続いていくと考えています。

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