「楽しい小学校英語授業を創る3つのヒント」のセミナーを受ける

man standing in front of people sitting on red chairs Elementary School/小学校
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10月2日に、広島大学名誉教授の築道和明先生の「楽しい小学校英語授業を創る3つのヒント」のセミナーを受けました。3つのヒントをAppitizer, Main Dish, Dessertにする洒落たセミナーでした。

スリーヒントクイズ・漢字クイズを活用する

授業でよく行われるスリーヒントクイズも、単語レベルや文レベルの変化を加えていくとより面白いものになります。

例えば週末に食べたものとして、
egg, sauce, meat,などのヒントを与え、オムライスを出すようなクイズをすることができます。

これを少し言葉として発展させて、漢字クイズを出すこともできます。右側や上などの表現を伝えると、部首をうまく英語で伝えて漢字を伝え合うクイズを出すことができます。

他教科の学びと繋げる・言葉への気づきを促す

上記の漢字のように、他教科との学びを繋げることができることが外国語の魅力の一つです。学習指導要領にも他教科とつなげることの価値についての言及があります。

他にも、図画工作の時間と繋げてパフォーマンステストのための作品を作ったり、音楽の授業とつなげて音節とモーラの感覚に気づかせたりすることもできるかもしれません。

CLIL的な柔軟な視点を持っていたいものです。そして、その場の思いつきで他教科の時間を使うことは難しいので、前もって学習内容や題材を把握することも重要になると感じました。

日本語と英語の語順の違いにも気づけるとよいです。語順クイズなどを行いながら、明示的な文法指導ではなく言葉の違いに気づくような活用も仕組んでいきたいです。

頭と体と心を使った学びをする

5W1Hやよく使う動詞などはジェスチャーもつけて指導することを推奨されていました。教師自身が何度も同じ表現に同じジェスチャーをつけることでまるごとその表現とその意味を理解させることができます。特別支援的な発想で、これから活用できればと思います。

外国語の目標に「コミュニケーション」があるように、子ども同士の心がつながるような実践も仕向けていければと思います。例えば、誕生日を尋ねる活動をどのように設定すればより意味のある言語活動になるかなどは現場の教員に考える余地のある部分かと感じました。

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