関東甲信越支部第43回外国語活動・外国語科研究会のメモ

two books beside two chalks Elementary School/小学校
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学生時代からJASTEC(児童英語教育学会)に加入しています。現在はコロナ禍のため地域ごとの支部発表会がオンラインで行われていることもあり、関東甲信越支部の会に参加させていただきました。

小学校の先生の発表を2つ聞かせていただきました。

「小学校外国語科における『聞く力』を育む -児童の興味・関心を高めるスモール・トークを通して-」

馬場先生の発表では、スモール・トークを使って児童の聞く力を育む実践事例が紹介されました。視覚的な支援や、場の設定、クラッシェンの情意フィルター仮説やインプット仮説など、第二言語習得理論を受けてのアプローチもあり、丁寧な実践でした。

知的で興味深いスモール・トークを行うことで、活動やコミュニケーションに興味を持って参加している児童の姿が印象的でした。自宅に帰ってからも英語で学んだことが話題に上がるトピックを自分も選べるようになりたいと感じました。

振り返りを◎○△で毎回とって、それが単元を通してどのように変化しているのか調べるのも、子供の変化がわかりやすいと感じました。

指導前後の同じアンケート結果も分析し、統計的な有意差も出ていました。4件法のアンケートで何を使用しているのかと思いましたが、ウイルコクソンの符号順位和検定を使用していたとのことでした。

ウイルコクソンの符号順位和検定(サインランク検定/U)(1/3) :: 株式会社アイスタット|統計分析研究所
ウイルコクソンの符号順位和検定、サインランク検定の解説ページ

先生がまとめられた論文は下から見れるようになっていたので、今後自分自身の参考にもしていきたいです。

https://www.pen-kanagawa.ed.jp/edu-ctr/kenkyu/documents/houkoku5.pdf

「第 4 学年 Unit7 What do you want ?」

東優也先生の発表では、授業を録画し、活動を見せていただきました。その後、神奈川大学の高橋先生の指導助言もセットで聞くことで非常に参考になりました。

国際理解との繋がり

野菜を習うときに世界の市場につなげていく。など、ただ英語の題材として扱うだけでなく、広く世界と日本との違いを感じさせるような活動が仕組まれていて興味深かったです。

キーワードゲームについて

小学校英語で人気のキーワードゲームですが、扱い方を工夫することでより意味に焦点を当てた活動にしていきたいです。例えばクイズ形式にしてみたり、リズムよく発音してみたり、単語を言われたときに消しゴムなどを取るような活動にすることが可能です。

ただ、キーワードゲームそのものが言語活動というよりもドリル的なゲームの色合いが強いので、活動としての持って行き方やどのように扱うかが重要です。

高橋先生から

・外国語を話したくなるようにするためにどうするか。
・Beyond fun and games.

という観点から様々な助言がありました。下にざっくりとまとめます。

①導入をどうするか。内容の系統性と発展性。
②Small Talkから導入につなげていく。
 Small talkでてくる言葉も考えて、必要があれば視覚的に支援をする。
 英語で回答を求めることで単語レベルで子どもが対応してくるかも!
 まずはNo.の答えで回答を引き出していく。
 Wakameやgreen onionsなどはそこからズバリ当てはまる単語がないことも考えると異文化理解の視点に繋げられる。
③毎回最後の言語活動は「意味を伴った」活動にしたい。
学習目標の具現化につなげていく。意味ある・語るに値する活動にしていく。
○ALTとの打ち合わせについて:Visual Aidsを用意する。
○理解可能なインプットになるように調整をしておく。→ただAuthenticになるだけでなく、それが伝わるように子どもにreadinessを作っておく。
→打ち合わせの時間を確保する必要がある。

○異文化への興味理解に気づかせるにはもっと目的を明確にする。
→伝えたい事が伝わるように焦点化する。
→他の国のことを知りたい子どもがもっと増えるのではないか。

○言語構造への気づき。

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